足利市概況
足利市は、今から7~8千年以前、又は旧石器時代頃から人々が住みついたと言われ 近世に至って足利源氏発祥の地でもあります。天喜2年(1054年)に藤原秀郷の子 孫、足利大夫成行が両崖山に城を築き、足利氏(藤姓)と称して、代々この地を支配し ました。後に、源(八幡太郎)義家の孫、源義康が足利氏(源姓)を名のり、鎌倉時代 には足利上総介義兼(足利尊氏6代の祖)が居館を堀の内(現在のばん阿寺)に置いて この地を治めました。一方、小野篁が講書の地として1100年余年の昔、日本最古の 「足利学校」を創立し、東洋の総合大学として多くの弟子を育成したと言われています。 それら数多くの歴史を持つ足利市には、由緒ある神社仏閣がたくさんあり、名所旧跡も 数多く、「東の京都」呼ばれています。山と川にかこまれた町並は、四季おりおり美し い自然に恵まれ、関東有数の美しい観光のまちです。 明治21年(1888年)に両毛鉄道(現在のJR両毛線)が、明治40年(190 7年)には東武鉄道が開通し、東京との交通が便利になり、急速に発展しました。大正 10年(1921年)1月1日に市制を施き、近隣の町村を合併しつつ、今日の近代都 市“足利市”が築かれました。 一方足利の産業は、古くから織物の産地として知られ、近年にはトリコット、ニット 製品を始めあらゆる繊維製品の産地として発展し、加えてプラスチックや金属加工産業 も首都圏に近接した産地として大いに進展しています。また流通関係も北関東と信越を結ぶ重要拠点となっており、小売・サ ービス関連業も両毛の中心地域として発展しています。
【市 勢】(R4.5.1現在)
- 人 口:141,629人 (男性:69,839人・女性:71,790人)
- 世帯数:61,478世帯
【地 勢】
- 市役所位置:足利市本城3丁目2145番地(東経139°27′・北緯36°20′・海抜34.54m)
- 市域面積 :177.82km2(東西18.8km・南北19.1km)
- 市 海 抜:最高662.9m(仙人ケ岳)最低22.5m(瑞穂野町地内)
足利市は繊維を中心として発展してきた総合産業都市!
足利市は、古くから織物の産地として知られ、奈良朝時代の文献に足利から「かもしか織り」と言われた織物が供進された とあり、鎌倉時代の「徒然草」にも足利の織物のことが記されているなど、織物の街としての古い歴史を持っています。近年 になり足利銘仙など絹織物が全国的に有名になりましたが、太平洋戦争後はニットや女性の下着など新しい繊維と繊維が育ん だデザイン力、技術力、人材力により多彩な産業都市として発展しています。
【商 業】(平成26年足利市商業統計)
- 商 店 数:1,560店(卸売業358店・小売業1,202店)
- 従業者数:9,641人(卸売業2,316人・小売業7,325人)
- 年間商品販売額:2,585億6,892万円(卸売業1,125億6,068万円・小売業1,460億824万円)
【工 業】(令和元年足利市工業統計)
- 従 業 者 数:15,748人
- 製造品出荷額等:3,876億3,158万円