職員のコンプライアンス違反について

足利商工会議所(以下「当所」といいます)は、2020~2021(令和2~3)年度に「新型コロナウイルス感染症対応のための経営相談体制強化事業(日本商工会議所委託事業)」を実施し、会員事業所へのコロナ関係の給付金、支援金等の助成制度の周知や申請支援を行ってきました。この事業実施後、同事業の委託元である日本商工会議所に対して相談実績を報告するにあたり、当所職員(以下「当該職員」といいます)が、2021(令和3)年度の同事業において、相談実績が無いにもかかわらず、これがあるかのような虚偽の業務日誌を作成し、専門相談員への謝金475,000円の不正な支払いを行わせました。この行為は、重大なコンプライアンス違反であり、懲罰委員会を開催の上、当該職員を本日付けで懲戒解雇しました。また、当該職員の指示に従って同事業の事務を担当した職員を停職処分、管理監督責任により専務理事及び事務局長を減給処分としました。

当所職員がこのような事態を招いたことは、会員事業所のみならず地域全体に対し、著しく信用を損なう行為であり、心よりお詫び申し上げます。今後、当所として再発防止に向けた取り組みとコンプライアンス遵守を徹底してまいります。

                         令和6年5月31日

足利商工会議所 会頭 相馬 稔